読了

『TUGUMI』吉本ばなな

これからの季節を思って読んだ。 前に一度読んだ時にも思ったけれど、やはり、つぐみのキャラクターが魅力的。いいお話でした。

『生きてるだけでなぜ悪い?』中島義道、香山リカ/雑誌『考える人』

どちらも図書館本。生きてるだけでなぜ悪い?―哲学者と精神科医がすすめる幸せの処方箋作者: 中島義道,香山リカ出版社/メーカー: ビジネス社発売日: 2008/06メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 59回この商品を含むブログ (21件) を見るおもしろかったー。中…

『図書館の神様』瀬尾まいこ

おもしろかったけど、強運の持ち主のほうが好きだ。 バカなわたしには話の展開が最後まで見えず、気がついたら最終ページで「あれ?」となってしまったよ(苦笑)。

1月中に読んだ本もあるけど、まとめて書いておく。すべて図書館本です。青春どないしよう!?作者: 小林カツ代出版社/メーカー: 晶文社発売日: 1991/12メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見るカツ代さんが料理研究家になる前のお話。カツ代さんの…

2009年2冊め 『第3の人生の始まり』銀色夏生

第3の人生の始まり つれづれノート(15) (角川文庫)作者: 銀色夏生出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング発売日: 2008/12/25メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 7回この商品を含むブログ (68件) を見る後半、ものすごくちびちびと読んでしまい、やっと…

2009年1冊め 『いらつく二人』清水ミチコ・三谷幸喜

いらつく二人作者: 三谷幸喜清水ミチコ出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2008/03/18メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (38件) を見る休みに楽しく読むにはぴったりだった!何度も笑った。

感想はというと、『潜水服は蝶の夢を見る』、映画を先に見てしまったので、いろんなところで映画の場面が思い出されたなー。 とはいえ、ジャンのユーモア感覚が随所にちりばめられていて泣けた。読んでよかったな。 『ソーネチカ』、前にも図書館で借りた記…

癒しのチャペル(辛酸なめ子・著)

昨日、仕事の帰りにモヤモヤした気持ちを押さえきれず(いろいろあるんです…)買ってしまったー。で、昨日今日、どっぷりとなめ子嬢の世界につかっていました。 これは…電車で読んではなりませぬ(←この口調、日本昔ばなしかい!と自分でツッコミを入れたく…

それからはスープのことばかり考えて暮らした(吉田篤弘・著)

現代のおとぎ話といったおもむき。本の世界に浸ってしまって、そこから帰りたくなくなった…。 わたしもできることなら、サンドイッチ屋“トロワ”のある、路面電車の通る街に住みたいー。 登場人物がみんな魅力的すぎて、「マダムはこんな感じ?」「オーリィ君…

「村上さんに聞く」シリーズ本

ああ、おもしろかったー!質問にこつこつ答える村上さんは、職人のようだ。 そこはかとないユーモアに、何度もじわんとなりました。村上さんは「あぁ、こういう大人になりたいな」と思うひとのひとり(って、わたしもいいかげん、いい大人だけどね〜。歳はね…

苺をつぶしながら(田辺聖子・著)

離婚した女(乃里子・35歳)の気持ちがよく描けてるなーと、すらすら読めた。出てくる男たちが魅力的なのもいい。おかげで読後感もさわやか。 乃里子が物事に肯定的なのがまた、いいと思う。 これって、大阪の女のひとが読むと、また違った味わいなんだろう…

涙もろくって困るー。途中でも泣いたけど、最後にまた泣いた〜。 こどもを産んだひとには、すごく共感できる内容だと思う。 こどもができて、手放しでよろこべるタイプのひとが王道だとすると、そうでない自分は、当時のことを思い出してじーんとしてしまっ…

岸辺のアルバム

岸辺のアルバム (1980年) 一気に読んだ。 家族というくくりに、疑心暗鬼なところがあるわたし。*1「そうだよねー、ひとつ屋根の下にいるからって、みんながみんな、家族の気持ちをなんでもわかってるとはとても思えないもんねぇ」って激しく同意してしまった…

アンネ・フランクの記憶 (角川文庫) どうしたって戦争を思わずにいられないこの月に、この本を読んだことはしあわせなことかも。 小川さんの真摯な姿勢に胸を打たれた。